部下の能力を引き出す秘訣、駄目社員がトップセールスになった!
仕事ができない部下を、会社のトップセールスに育てた部下の指導法を紹介します。部下の能力を引き出す鍵は、上司(自分)が握っていました。
部下にどうやるかを教えるな。何をするかを教えろ。
アメリカの陸軍大将のジョージ・バットンの言葉です。
「部下にどうやるかを教えるな。何をするかを教えろ。そうすれば思いがけない工夫をしてくれるものだ」(ジョージ・バットン)
仕事では確実性と意外性のバランスが重要です。部下に仕事を依頼して、イメージ通りの成果を出してくれるのは文句なしです。しかし、予想を超える成果を出してくれることは、さらに素晴らしいことです。
部下に仕事を依頼する際に、仕事のやり方を細かに伝えると確実性は向上しますが、同時に意外性は失われてしまいます。
一方、求めている仕事の目的だけを伝えると、イメージからかけ離れた結果が出る恐れがありますが、予想以上の結果が返って来る可能性があります。
2つのバランスが取れた成果こそ、理想的は仕事なのだとも思います。そして、上司として育てたいたのは、自ら考えながら仕事をする人材のはずです。
部下に考えさせる環境をつくる、それ、上司の仕事です
私は、性格上、ついつい部下の仕事に対して、都度指示を出していました。トラブル回避のために、仕事のやり方を詳細に伝えていました。新人社員でしたら、手とり足とり教えることも必要かもしれません。しかし、仕事が分かってきた社員にこれをやってしまうと逆効果のようです。
部下の育成では、自分の心配ごころを抑えて、思い切って任せてみることが重要です。最悪、多少の失敗は上司である自分が責任を負うと腹を決めれば良いだけです。
仕事の目的のみを伝えて、やり方は部下を信用して任せてみます。これが出来るようになって、上司としての器が一回り大きくなった気がします。
そして、続けること1年。仕事ができないと思っていた部下の男性社員が、会社のトップセールスマンへと変身してしまったのです。もちろん、部の業績も上がり、上司である僕の評価も上がりました。さらには、部下から信頼をされる上司にもなりました。
まとめ
部下の能力を引き出す秘訣は、部下に考えて仕事をする環境を与えることです。部下が一人で考えて仕事をするようになると、上司も楽だし、部の業績も上がります。「部下が育つかどうか?」その鍵は上司が握っていると思う今日この頃です。これ部下との人間関係が良くなる秘訣でもあります。部下との飲み会も楽しくなりました。
「仕事のできない部下を、どう育てるか?」
上司の腕の見せ所です。仕事は笑って楽しくやりましょう♪
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